| 玄鳥丸 | |||
| 藩名 | 久留米藩 | ||
| 藩主 | 有馬慶親 | ||
| 船種 | バーク船 | ||
| 機関 | 帆走 | ||
| 備砲 | 2門 | ||
| 材質 | 木製 | ||
| 馬力 | 0馬力 | ||
| 写真 | 無 | ||
■ 詳細
1866年8月に久留米藩が購入した木製帆船です。
原名「スワルロー」長13間1尺・幅2間4尺・107トンで大砲が2門搭載されたいたと伝わります。
目次
所属した久留米藩と、揺れる藩論
この軍艦・玄鳥丸を運用したのも、久留米藩(有馬家)です。幕末の久留米藩は、藩の進む道をめぐって激しく揺れました。
藩内には熱心な尊皇攘夷派がいた一方で、幕府との関係を重んじる保守的な勢力も強く、両者の綱引きが続きました。時流を読みかねるうちに、久留米は維新の主導権を握る機会を逃していきます。玄鳥丸は、そんな去就に悩んだ大藩・久留米の一隻でした。
幕末軍艦一覧リスト
四千七百ドルの、小さな帆船でした
久留米市の資料によれば、玄鳥はアメリカ製で四千七百ドル。久留米藩が持った七隻のなかで、いちばん安い船です。同じ藩の千歳丸が八万五千ドル、雄飛丸が七万五千ドル、晨風丸が五万三千ドルですから、桁がひとつ違います。当ページによれば慶応二年八月に買った木造の帆船で、原名はスワルロー、長十三間一尺・幅二間四尺で百七トン、大砲を二門積んでいたと伝わります。
玄鳥は、つばめのことです
玄鳥と書いて、つばめと読みます。原名のスワルローも、英語でつばめのことです。原名の意味をそのまま日本語に訳して船名にしたように見えますが、そう書いた資料は見つかりませんでした。同じ藩の神雀丸も雀の字を使い、翔風、遼鶴、雄飛と、鳥や飛ぶことにちなむ名が並んでいます。ただし千歳丸だけは筑後川の別名である千歳川から取った名で、地名に由来します。命名の考え方は一つではなかったようです。
分からないこと
買った日、原名スワルローの綴り、戊辰戦争での使われ方、そのあと。いずれも確かめられませんでした。

